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てかさ、センセーの作るプリントなんか、正直授業聞いてたら楽勝なんだけどね。
だから、センセー出てって３０分もあれば見直しまで終わる。
あ、勘ちがいされそうだから言っとくけど、おれ授業であたまに叩き込む派だから。
部活忙しいからね。
まあ、山城センセーの国語は話が右往左往するから、家でやりなおすけど、
センセーの社会は分かりやすいから、授業でじゅうぶん。
それ、言うのはなんかイヤだから言わないけどさ。
だから、隣でプリントやってる相川が理解できないんだよね。
ひっしに教科書めくってるけど、問５はセンセーがほそくで話したやつだから載ってるわけないじゃん。
授業中、なにやってんの？
よし、暇だしちょっと手伝ってやろうかな。
｢相川ってホントにバカだよね。髪の毛といっしょに脳ミソまで無くなったの？｣
なんて、いつもみたいに冗談半分で相川のあたまを軽く叩いてみた。
そしたら――――
――ちょ、ちょ、何で泣くわけ!?
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