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レストとは別行動をとり、商店街に向かったエリン。
そこに居たのは。
「商店街に来たのはゴブリンの団体客なのかな(笑)」
エリンが呟いたように、所狭しとゴブリンが蠢いていた。
「ま、ちゃっちゃと片付けますか…ん?」
気色悪さを圧し殺し、目の前で蠢く雑魚悪魔を爆砕しようと小石を拾い上げた瞬間。
群れの動きに違和感を覚え、エリンは飛び退いた。
〈ギィ…ギギギギギ!!〉
と、同時に耳障りな音と共に巨大な斧がエリンを襲った。
「くッ!!ま、まさか…!?」
空中で体勢を立て直し、斧を回避したエリンの目に飛び込んできたのは、
全長2m近くはあろうかという、巨大なゴブリン――ホブゴブリンだった。
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