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  彼女の手にした 銀のスプウンが 宙にエス様や使徒様の 名を次々と綴るや   その御名(みな)は きらきらと 淡い蜜色に煌めく 細い細い硝子糸になり   やがて静かに 折り重なり   ただの薪を 聖なる薪へと 変えたのだった  
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