びーえる

幼なじみ

真っ直ぐ俺を見る宏介の視線に堪えきれなくなって顔を背ける。

(何で……こんなに恥ずかしいんだよっ！)

自分でも顔が赤くなっているのが分かった。

｢それ、誘ってるようにしか見えないんだけど。｣

｢なっ………ん……っ｣

柔らかい感触がして口を塞がれた。

俺、宏介にキスされてねぇ？

ビクッ

｢ちょっ……ん、んっ｣

喋ろうとして開いた口、
その僅かな隙間から舌が侵入していた。

俺のを見つけると絡みついてくる。

角度を変えて何度も、何度も。

色々と思うことはあったのに
途中から俺は何も考えることが出来なくなっていた。