月曜日

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全員窒息死…、という恐怖から解放されて、初めてツグミの死が実感として迫ってきた。皆にも悲しい、寂しい、という感情が戻ってきた。 ウララは心臓マッサージの時からずっと泣いていた。小さい時から…私達と知り合う前から親友でいつも一緒だった二人。一番ショックを受けていたに違いない。 「まさか……私達の代わりにツグミが死ぬなんて」 ルイがぽつんと呟いた。 「あんまそういう風に考えない方がいいと思う。つらいけど…ツグミの分まで頑張って生き延びよう」 チアキはツグミの巻き髪をできるだけ整えてやると、手を胸の上で組んでやった。 目を閉じると睫毛が長くてお人形さんみたいだ。 「チアキ……その袋、何だろうね?」 チアキの脇には非常灯のほかに、換気装置の横にあった小さい方の銀色の袋が置かれていた。
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