水曜日 #2

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「『救済者』って人間じゃないのかも。死に神とか、悪魔………」 「生き返る、って言っても…ゾンビみたいだったら嫌だ」 「チアキとか、霊感けっこう強かったじゃない……私達、何かの呪いに巻き込まれて……」 アリサがたしなめてもルイ、ウララ、サヤカの不安は止まらなかった。 「私……ゾンビでもいいから、ナツに会いたい。 他の二人も…チャンスがあるなら、みんなで一緒に帰りたい」 アイミの切実な言葉に、みんな黙り込んだ。 「でも……代わりにこの中から誰か死ぬ人を選ばなきゃいけないんだよ?」 サヤカがおずおず言うと、みんなはこれまでにない重苦しい空気に包まれる。
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