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「『救済者』って人間じゃないのかも。死に神とか、悪魔………」
「生き返る、って言っても…ゾンビみたいだったら嫌だ」
「チアキとか、霊感けっこう強かったじゃない……私達、何かの呪いに巻き込まれて……」
アリサがたしなめてもルイ、ウララ、サヤカの不安は止まらなかった。
「私……ゾンビでもいいから、ナツに会いたい。
他の二人も…チャンスがあるなら、みんなで一緒に帰りたい」
アイミの切実な言葉に、みんな黙り込んだ。
「でも……代わりにこの中から誰か死ぬ人を選ばなきゃいけないんだよ?」
サヤカがおずおず言うと、みんなはこれまでにない重苦しい空気に包まれる。
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