水曜日 #2

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「じゃ、ルイは代わりにチアキに投票したらいい。アイミはナツ、ウララはツグミだね」 「私は…ナツに投票したい。ルイとナツがグループに誘ってくれなかったら、私、一人も友達がいない高校生活だったと思う。ううん、一年の時は不登校だったし…、すぐ辞めてたかも」 サヤカが言った。 「なら、私は自分とチアキのスマホでツグミとチアキに投票する」 「チアキのアプリは私が開くから、もし、私が死ねば、チアキのスマホはもう使えなくなるけど…」 「アリサったら!もう誰も死なないって、さっき言ったじゃない!でしょ!?」 ルイが強い口調で言った。 「そうだよ。縁起でもない!やめて!」 アイミがまた怒る。 「だね…。じゃ、またみんなで確認し合って、投票しよう?」 階段のルイ、ワインセラーのウララとサヤカが倉庫のフロアに上がってきた。 ルイがチアキ、アイミとサヤカがナツ、ウララがツグミ。 そしてアリサが二台のスマホの画面の青枠にチアキとツグミの名をそれぞれ書いた。 赤枠は空白にし、青枠は三人に二票ずつ。それぞれ画面を確認し合って投票する。
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