木曜日 #2

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「な……何、ルイ!何の話!?」 私もアイミも面食らった。 「……私、私、こんな袋一つのために!元はと言えばナツ!あんたのせいよ!!」 「ル、ルイ!何言ってるか、全然わかんないよ……」 アイミは面食らったが、私はなんとなくピンときた。 「その女、ウザい。黙らせて」 ツグミが言い放った。 私はアイミと一緒に、ルイをワインセラーの隅の方に連れて行った。 わざわざツグミの指示に従ったのは、真相を知るためだ。 確信できたことが二つ。 一つは、ツグミ。 ツグミは元々お嬢様体質だけど、決して独裁者ではない。 確かにセレブ育ちゆえの天然さやわがままな部分とかはあるけど…… 今まで友人を顎で使ったり、見下したりしたことはない。 ましてや、手を上げるなんて。 この変化はわかりづらいかもしれないが、つき合いの長い私達にとっては天地ほどの差だ。 もっとも……振り回されているウララとサヤカにはそこまで気づく余裕はまだなさそう。
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