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「でも結局、好かれたり必要にされたりするのはナツとかチアキ。
チアキが非常灯を持ってる時からそう思ってたの。物資だったって結局任せてもらえてない!」
「何、それ!」
私は思わず吐き出した。
「物資や非常灯なんて、その時の雰囲気でチアキやアリサが持ってただけじゃない!」
「そう、それ!『その時の雰囲気』…結局は、みんなが最後に誰を必要とするかとか、その証拠みたいに思えたの!
私には絶対任されるってことはなかった!
挙げ句、アリサなんかに感情的でリーダー向きじゃない、って言われるし!クラス委員長は私なのよ!!」
「だ……だって、もう委員長じゃないって、ここで、自分で言わなかった?みんなで決めようって…ルイ…」
アイミが言った。
「そんなの建て前に決まってるじゃない!あんた、バカじゃないの!?」
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