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「私だってこの三年間……ううん、人生ずっと辛かったよ!
祖父母の代から教員の家庭で育って、小学校入った時から先生にも親にもリーダータイプの優等生期待されるし、ずっと重かった!
ウザくて仕方ないのに不登校の子や部活辞めたい…っていう子のの家に行ってダラダラ話聞いたり、
なのに成績は落とせないし、クラスでも部活でも先生にも他の子達にも好き放題言われて、でもまとめなきゃいけないし!!」
「ル……ルイ……?」
ルイももはや、私達の知ってる気配り上手でしっかり者のルイではなかった。
「とにかく私は、生まれついてのリーダーなの!人格者なの!もっと敬って、無条件で言うこと聞きなさいよ!
私の言うとおりにしてさえしてたらみんな、死なずにすんだのに!!みんなバカね!!
思い知ったらいいわ!愚民ども!!」
ルイが堰を切ったようにまくし立てたかと思うと、いきなり高笑いし出した。
さすがのツグミ達も、しばらく引いていた。
ルイが壊れた!
……としか私には思えなかった。
ううん、みんな本当は、普段から笑顔に隠した本音とかドロドロと重たいエゴとかを抱えて生きていて……
極限状態に放り込まれた瞬間に、少しずつ壊れていたのかもしれない。
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