21人が本棚に入れています
本棚に追加
「ツグミの死を悲しんでいた…あれは、演技だったの?」
それとも計算?
ウララの混乱、サヤカの被害妄想。アリサのKY発言。
誰のせい、というわけではないけど、あれから私達の間の空気はどんどんおかしくなった。
そして、次の犠牲者はゲームの参加を拒んだチアキ。
「端からは、私とツグミはいつも一緒の仲良し、って見えてたかもしれない。
でも、私、ずっと前からわかってた。
ツグミは私の人生の壁……いえ、人生の癌だった。
私の人生からツグミを排除しない限り、どんな素質や才能があっても、私が自ら輝くことなく潰されるだけだって!」
ウララは、地下室にいた時とは別人のように堂々と、そしてきっぱりと言い切った。
「信じられない!だからって、私達を巻き添えにしてまでツグミを死なせなくても……!ねえ、いったい何があったの!?」
最初のコメントを投稿しよう!