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ははっ、とウララが鼻で笑ってたたみかけた。
「伸び伸び育って皆に好かれてたナツは、わからないでしょうね。
私は普通のサラリーマン家庭なのに、親が一人娘に見栄と願望を託して無理して入れたお嬢様幼稚園でツグミに出会った…それが、私とツグミとの腐れ縁……ううん、悪縁の始まりだった」
別人のように冷たい口調で淡々と話し続けるウララ。
「家はセレブ、お母さんは売れっ子モデルやアイドルを何十人も抱える芸能事務所の社長。
小さいときから、あらゆるレッスンにお金をつぎ込めて、いつでもコネで好きなときにデビューできるツグミ。
小さいときから一緒に色んなコンテストやオーディションに連れ回されたわ。もちろん、ツグミの引き立て役としてね」
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