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「ああん?どういう―」
俺は自分の声に違和感を覚え、自分の体を見てみる。
体つきは華奢になっているが、腹を触ってみると硬い腹筋が分かる。
髪は元々の青みがかった銀髪が腰まで伸び、髪色も深海のような深い青色になっていた。
顔は仮面で隠されているが、声が高くなっている。
ここまで確認して、思う。
かなり女っぽくなっていると。
とりあえず恐れていた状況から回避したことを安心した。
「おい、志士。聞きたいことがあるんだが」
「な、何だ蒼?」
慌てた様子の志士を一瞥してから聞いてみた。
「今の俺、どう見える?」
「美少女」
即答で返されてしまった。
でも自分でもそう思ってしまったしな。
しょうがない。
仮面を外すと再び抜けるような嫌な感覚
がしたが、元に戻ったことを確認すると安心する。
俺はこのペルソナを懐にしまいこみ、授業を何とか乗りきった。
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