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という訳だったはずだ。
とぼとぼ歩く俺の横には何故か嬉しそうな神道の姿がある。
「そういえば、お前。何で俺と手合わせしたかったんだ?」
さっきは聞かずに流してしまったが、こうなった以上気になる。
「え?私はただ単純に手合わせしたかっただけですけど。後、竜胆先輩」
「ん?」
「私はお前じゃなくて神道灯という名前があるんです。」
「ああ、悪かったな神道。そういうことには疎くてな」
俺はそう言って隣を見ると何故か今度は頬を赤く染めた神道がいた。
「竜胆先輩」
「//離れろ。くっつくな」
「照れてますね、竜胆先輩」
腕にくっついた神道を横目に俺は空に浮かぶ月を見上げる。
失った何かが満ちるような感覚とともに明日からの生活に頭を痛めながら俺達は俺の家に向かった。
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