24人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
俺、竜胆蒼が住むのは築五十年以上経つボロアパートだ。
家賃二万ととてつもなく安いために俺はここに住んでいる。
二階にある部屋から出て、階段を下っていると空で咆哮が聞こえた。
見上げて見れば、空を舞っているのは赤い龍。
巨体を動かし、空を舞っているのを見ても誰もきにする様子はない。
ここは太平洋に浮かぶ島、神島。
神が実在する、何でもありの浮遊島。
神島に住むのは神の加護を受けた特権階級の人間か物好き、そしてもう一人。
魔物が蠢く神島で魔物を狩る専門職の人間、レヴァレントだ。
俺は消去法で行くと、レヴァレントである。
しかし17歳の学生の身とあって貧乏な暮らしを余儀なくされている。
今日も遅刻記録を伸ばすことに成功した俺は学園に向かう。
荷物は全部おき勉なのでOKだ。
最初のコメントを投稿しよう!