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―――ここは?
気がついたらふかふかのベットの上に転がっていた。
辺りを見回すと真っ白な壁しか見えなくて不安になる。
―――なんでわたしベッドで寝てるの?
ここはどこ?
何があったの?
勢いよく起き上がるとこめかみがズキズキと痛んで具合が悪くて吐き気までした。
気がつくまでの記憶が全くない。
「―――起きたか?」
ビクッ
「友達ちは隣の部屋にオネンネしてるよ。無事に帰れるかはお姫様次第だけどな」
「!!!」
中島くんの兄!!
声がした方を振り向くと、ドアの陰から部屋に入ってきた中島くんの兄の姿に身体中に震えがきて止まらなくなった。
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