ある日の散策

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   下手な小説を書くのが趣味だ。  そんな創作に息詰まるたびに、埃まみれの部屋を出て、新鮮な空気を五臓六腑に流し込もうと散策にでることが常となっていた。  家の近くの川縁を歩き、せせらぎに耳をすまして、遠くで雄大に構える山を眺めることで自分の気分は一新される。  
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