第一章 迷える追跡者

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慌てて追いかけはじめたときには姫璃さんは台車を押しながらであるにもかかわらず、普通の人よりもずっと早いであろう速度で角を曲がって行った。 慌てて追いかけて姫璃さんの曲がって行った角を曲がるがもう姫璃さんの姿はない。 でも、何か起きる前に見つけなくては。 「……どうしよ」 体力には正直、自信が無い。 カオス学園の中では特にである。 だって、ここ、化け物並みの身体能力持ってる人ばっかだし。 さて、とここから行くとしたら商店街か住宅街のようになってる区画かなんだけど、蜜菜がバイトしてるところに住んでいるって聞いたことあるんだよね。
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