オタクは不幸と神様に愛されて…、いる?

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「ふぅ、疲れたwww やっぱ二次元は良いよなぁwww おにゃの子とキャキャウフフとかしてみたいじぇwwwwww」 彼の名前は神崎 慧(かんざき けい)、19歳。 彼は、所謂『オタク』と呼ばれる部類に入っている。 彼の両親は物心ついた時にはどちらも居らず、祖父母の元で育て貰っている。 彼は仕事はしているが、何分面倒くさがりで、バイト止まりである。 「はぁ…、二次元に行けたらなぁ。こう物凄い力とかで、世界とか救ったり、色んな子とフラグを立てたりするのにwwwwww」 無理とは分かっていても、願ってしまう。 しかし、幸か不幸か、その願いはある神に届いてしまう。 ??「……よし、アイツに決めた。ちょっくら行ってくるわwww」 ??「創造主よ、勝手は止せと 「I can fly~ッッ!!!」 話を聞けよ、クソ創造主!!?」 ??「あばよ~、とっつぁーんww 後、俺はクソ創造主じゃねぇ、天下の創造主、緋野様だぁぁ…………」 ??「もう、知らねぇ。全く、『上』になんて説明する気なんだが…」 「なのはも、フェイトちゃんもどっちも甲乙付け難いがやっぱフェイトちゃんの方が良いよなぁ…www」 ??「そうか、なら、会いに行くか?www」 「会いに行けたら、良いよなぁ。なのはだけじゃなく他のアニメの子とかさ…」 ??「そうか、なら叶えてやんよwww」 「ハハッ、何言って………」 そこで彼はふと考える。 (……今、この部屋に俺しか居ないはず。扉は鍵を掛けたし、親がいないから声がする事も、ましてや人が入る事は無いはず。…つまり、今のは俺の幻聴か。俺もたまには疲れるんだなwww) ??「そうよ、あなた疲れているのよwww」 「………………………」 慧はゆっくりと後ろを振り向く。 そこには細目の赤いコート、黒い服、黒いジーンズを着た男が宙に浮いていた。 「ぴゃあぁあ゛ぁぁあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ?!?! 不審者!? そう、不審者!! だから、警察、呼ぶ、俺!?」 ??「ちょ、待て、落ち着け!! 俺は怪しい奴じゃねぇwww」 「来るなぁあぁぁぁぁぁぁ!! 殺される!? 何が目的だ、金か、無ぇぞ、我が家は貧乏だっ!!!」 「だから、違っ」 この後、彼は慧を落ち着かせるのに一時間以上かかったそうな。
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