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「つぇあああああッ!!」
「ハッ、そんなんじゃ女はノれねぇなぁ!!」
八度目の交差
既にお互いの得物は激しいぶつかり合いでボロボロになりつつあり、何時使い物になるかわかったものではない
それでも使える内は、互いに全力で使うのだ
壊れれば次のを出すだけ、それだけは二人の中で一致した考えだった。
「おーおー怖い顔だなぁ
折角のイケメンのオッドアイが紅蓮の焔に燃えてやがらぁ、おっと…」
「戯れ言を…ッ!」
九度目の交差、クトゥヴァはそう軽口を叩いた
それにフォンはその紫と黄金の瞳をより鋭くし、槍を握る力を強めて押し込む
「っと、やるじゃねぇの」
「嘗めるなよ…伊達に200年以上も貴様等を追い続けていないんだ」
「ほー、なら…こいつは、どうだい!!」
再びぶつかり合う…かに見せて直前でフォンを飛び越え、宙に浮きながらその背後に左腕を向ける
すると突然、その腕から皮膚を突き破るようにして銃口が現れ、フォンの背に弾丸を吐き出したのだ。
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