第1話

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佐藤さんのお兄さんが行ってしまうと、ユリちゃんは、ブウと一緒に、お家に向かって歩きはじめました。 すると、辺りの雰囲気が変わってきました。急に肌寒くなり、風がゴゥ、とふきました。 どうも、様子がへんです。こんなときは、よくないことがおきるので、ブウは心配になってきてしまいました。 ユリちゃんも、何だか気持ちがしずんできてしまいました。その時、ユリちゃんの目の前の空間がグニャリとゆがむと、銀色の恐ろしげなものが姿を現しました。 銀色の恐ろしげなものは、全身銀色で、身体中にトゲトゲがあります。そして、赤い目をらんらんと輝かせ、ケケケケケ、と不気味に笑いました。
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