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ブウはそれを聞いて、細い腕をブルブルとふるわせて怒りました。ユリちゃんは、うつむいて、目に涙をためています。しかし、ユリちゃんは、涙をぬぐい、顔をあげて言いました。
「ユリ、みんなを嫌わないから、みんなと仲良くできるよ! ユリ、大人になっても、一人ぼっちにはならないよ!」
「そうだ、そうだ! ユリちゃんは、誰も嫌わないから、みんなに好かれるんだ!」
ブウが続けて言うと、銀色の恐ろしげなものはまた、ケケケケケと笑いました。
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