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「好かれるのにお友達からいじめられたり、大人からヘンな目で見られるのはなぜだ?」
「それは…」
ブウがこまってつぶやくと、突然、ブロック塀に大きな口が現れて言いました。
「ユリちゃんは、お前さんと違って、人と仲良くしようという気持ちがあるんじゃ! 一人ぼっちでさびしいのは、お前さんのほうじゃい!」
道端に壊れて捨てられていたバイクが、クラクションを鳴らして銀色の恐ろしげなものに抗議をしました。
銀色の恐ろしげなものは、赤い目をチカチカさせました。そして、にがにがしげに言いました。
「お前たちなんか、大嫌いだ! お前たちと仲良くするもんか!また、いじめてやるからな!」
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