第1話

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「うむ…それでも一口くらいはどうじゃ?」 「あ…はい それではいただきます」 ゴク… お酒を飲む… ひどく苦く感じる お酒はずいぶん飲んでいなかったからだろうか… 「う…うう…」 「大丈夫かね?」 「ちょっとお水をいただけませんか…?」 村の青年が水をもってくる 「ほれ 気を付けてな」 村長は言った 「う…うう お酒は久しぶりに飲んだので…」 「そうか…気を付けなされ ほら村の自慢の雉鍋を食べなされ」 「ありがとうございます」 鍋を食べる すこし癖のある味だ ミサキはクラクラしてしまった もしかして酔っているのだろうか… しかし一杯しか飲んでいないのに… 妊娠してお酒に弱くなったのだろうか うう…頭がくらくらしてくる 「ミサキさん 具合でも悪いのかな?」 遠くで声が聞える…
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