第1話

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ミサキは連日悪夢にうなされるようになっていく… こ…ころせ こ…ころせ… 夢の中で男たちの怒声が響く… ミサキはノイローゼになったのかと思い病院に行ってみたが 結果は正常であった ころせ… そう言いながら迫りくる村の男たち 追いかけられる二人組はいったい何をしたのだろう それはミサキにはわからない 日を重ねるごとに 夢の中の怒声ははっきりと大きくなっていく そして、夢の中で逃げる二人の声も鮮明になっていく 逃げろ…もうすこしで…この峠から… ニナキ峠から… ある日  夢の中の声はそう叫んだ ニナキ峠… 岬はこのことを覚えていた 何だろうこれは… ミサキは調べてみることにした すると それは母の出生地の近くだったのだ… これは… ミサキは決心した…
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