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「24、25、ゆめ仕事じゃん。俺も仕事入れたから」
久しぶりに会えたファミレスで、遅めの夕食を待ちながら。
恋人の剛太が何気無い会話の中で言った一言。
付き合い初めて4年。
優芽が転職してからのクリスマスは、常に剛太任せだった。
連日の激務にどっぷり疲れて部屋に帰る。
いつでもささやかなパーティーの用意をしてくれた剛太が待っていてくれている。
クリスマスシーズンが忙しい優芽の中で、その流れは当たり前になっていた。
どんなに忙しくても剛太は、25日の夜は二人で過ごしてくれていた。
特に25日は、優芽の誕生日でもあるから、大切な日だと言ってくれていた。
いつも優芽の生き方を尊重して支えてくれる最高の彼氏。
お互いの夢を理解しあい、支えあっている。
そんな信頼関係を築いていたつもりだった。
そのせいか裏切られた気分になった。
すごく苛立ってしまった。
それが、いけなかった。
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