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……理乃。
どうしてそんなに亜里沙に拘るの?
私、最近彼女の事がよく分からないの。
初めて私に声をかけてきてくれた時、とても嬉しかった。
都会に上京して初めて出来た“友達” だと信じていたから。
でも亜里沙は……私に対して本当に友達として接してくれてるのかな?
……違う気がしてならないの。
ただ彼女は、奴隷がほしかったんじゃないのかな。
歯向かう事のない忠実な“奴隷” が……。
……そんな思いで理乃の出て行った方向を見つめていると、一部始終を見ていた絵美が口を開く。
「ねぇアンタ、」
「え?」
「マジでアイツの元彼とデートする気かよ?」
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