1835人が本棚に入れています
本棚に追加
「キミもナンパ?」
やっぱりそう来ましたか。
そりゃあそうよね。
さっきから幾度となくナンパされてたし……。
もしかして、私が転びそうになった事自体、計算だと思われちゃったりしたのかな?
「ちがっ
「いいよ。デートしてあげる」」
……私の否定の言葉に被さった言葉。
ニコッとその表情を崩す事なく笑うと、先にスクランブル交差点へ歩き出した。
えっ、
ちょっと待って!
私は亜里沙の代わりで………っ!!
……そう思ったけど、どうしてもその言葉を口にする事は出来なかった。
今も亜里沙の事を思い続けているとしたら、彼が傷つくと思ったからだ。
最初のコメントを投稿しよう!