シックスラブ 第4話

真由子の焦燥

さすが、恭介君……。

恭介君の具体的かつ的確な提案に感心しながら、やっぱり彼を好きだと実感する。

私はうっとりして斜め前に座っている恭介君を見つめた。

私の視線に気づいたのか、恭介君はチラリとこっちを見てくれた。

だけど目が合った直後、恭介君はサッと私から目をそらす。

そしてエリナに笑顔を向けている。

どうして？　そんなに私が嫌なの……？

恭介君の冷たい態度に落ち込む私。