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一生は大袈裟かもしれないが、私の強いお願いを、瞬君は困惑しつつも承諾してくれる。
「そこまで言うなら何とかやってみるよ。エリナちゃん次第で無理かもしれないけど」
「ありがとう! 瞬君ならエリナだって大丈夫よ! ホントありがとう。瞬君は私の恩人だわ」
私は今にも瞬君に抱きつきそうな勢いで叫んでいた。
だって本当に瞬君は恩人、神様にさえ見えてくる。
「僕で大丈夫か心配だけど、真由子ちゃんの気持ちは良く分かった。すごく恭介を好きなんだね」
「うん」
私は短い返事をしながら急に恥ずかしくなった。
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