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瞬君が連れて行ってくれたのは、大人向けの落ち着けるバーだった。
雅紀君の店とは駅の反対側に位置している。
私たちはカウンターに並んで座った。
お洒落なバーで初めて瞬君と二人だけになり、私はちょっと緊張気味。
瞬君相手にヤケ酒を飲むつもりだったが、デートのような気分になってくる。
そう……恭介君とキスする前は、瞬君のこともステキだと思ったのよね……。
「真由子ちゃん、なに飲む?」
「えーと……じゃあ、ソルティドッグで」
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