佳代、雅紀との厨房

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「佳代ちゃん、大丈夫?」 20分近く経ったとき、雅紀君はすぐ隣に来て、私の手先を見つめながら訊いてくれた。 「平気です。あと少しで全部終わりますね!」 「ほんと、ありがとう。助かったよ」 「そう言ってもらえて嬉しいです。私で良ければ、いつでも手伝いますよ」 自分でも驚くほどスムーズにアピールしていた。 「あとは僕一人でやるから。佳代ちゃん、お疲れ様! マジ、感謝です」 今夜まだ帰りたくない私は、次の手伝いを申し出る。
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