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心身共に疲労困憊して帰宅し、明日の休日は疲れをとるだけで終わると思っていた。
その予想通り、昼近くまで爆睡。
目覚めたとき身体は楽になっていたけれど、心の虚しさは昨夜より重く沈殿している。
爽やかに晴れた6月の休日に、何の予定もない。
こんな一日は隠居した老人の一人暮らしと変わらない。
いや、私よりは趣味や友人に恵まれて、面白可笑しく過ごしている老人の方が多いのかも……。
そんな情けない気分に陥ったタイミングでかかってきた電話。
つい誘いに乗ってしまったのは、タイミング以外の何ものでもない。
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