エリナ、恭介とのドライブ

7/38
前へ
/38ページ
次へ
「だから、そういう問題じゃないの!」 思ってくれと言われたって、すんなり思えるわけがない。 「じゃあ、どういう問題なの?」 相変わらずのしつこさ、粘り強さに辟易する。 この調子ならさぞ営業成績は良いのだろうが、仕事と違って私には迷惑だ。 「恭介君をタクシーの運転手には思えない、ってこと! だから車には乗らない」 「なら電車で行こうよ。車より時間はかかるけど」 「嫌よ、面倒臭い!」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加