真由子、雅紀との本音話

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「真由子ちゃんの気持ちには気づいてたから、俺の告白なんて困るだけ、って分かってる。だけど、分かってても伝えたかった」 雅紀君の気持ちをひしひしと感じて、何も言えない私。 「告白なんかしたら、真由子ちゃんは店にも来ずらくなって会えなくなる、って悩んだんだけど……」 そこで雅紀君の言葉が止まった。 私は口を開かず、頬を火照らせ俯いたまま。 俯いた視界の中、アイスコーヒーを飲む雅紀君が微かに見える。 そして数秒後、雅紀君の声がしっかりと耳に届いた。 「今は恭介さんを好きでも……これから少しでも俺を好きになってくれる可能性があるなら、友達からでも付き合って下さい」
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