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待ち合わせのカフェレストランに着くと、雅紀君は先に来ていた。
正面は全面ガラス張りなので、店内に入る前から雅紀君の姿は目に付いていた。
もっと奥の席の方がいいのに……。
あの席じゃ、外から丸見え。
そんなことを思ったけれど、雅紀君は気にしないタイプなのだろう。
確かに周りの目なんて、どうでもいいのよね……。
気を取り直した私は、自動ドアから店内に入って、雅紀君の席へと進んだ。
「こんばんは」
「こんばんは! 真由子ちゃん、来てくれてありがとう」
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