エリナ、瞬との夜空-2
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「エリナちゃんの頬、細い川が流れてる」 私の頬に付いた涙の川を、瞬君は人差し指で優しくなぞった。 「瞬君、優しいんだね。ずっと此処に居たくなっちゃう」 「じゃあ朝まで此処にいよう」 「いいの? 明日も仕事なのに」 「ここで朝日を見てからでも大丈夫」 「でも少しは眠らないと」 「眠くなったら此処で居眠りするよ。夏だから気持ちいいし、朝になっても爆睡してたら起こして」
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