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拒否や否定をされればされるほど、私は熱くなる。
「ダメなんて言わないで! この店を続けるためなら、出来る限りのことするから! お願い、もう一度考えて!」
「佳代、いい加減にしなよ!」
真由子が叫んだが、その叫びは今の私にとって逆効果。
私は真由子以上に大きな声で言い返す。
「真由子は黙ってて! 真由子と違って、私はこの店が大好きなの! 雅紀君が大好きなの! その気持ちは誰にも負けない!」
直後、水を打ったようにシーンとなった。
真由子も雅紀君も、衝撃を受けた表情で固まっている。
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