佳代、雅紀との涙

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「……だって、ずっと好きだったから」 下を向いて呟くように答える私。 今日は何回「好き」って言っただろう。 考えると凄く恥ずかしい。 と、そのとき…… 私を見つめる雅紀君の視線を強く感じた。 「そんなふうに言ってもらえるとさ、佳代ちゃんに甘えたくなっちゃうよ」 「…………!」 雅紀君の言葉で身体がぴくんと反応した。 そんなこと言われたら、私の方こそ期待しちゃうよ……。
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