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「改めて見ると、お似合いだよ。おめでとう!」
最初は驚きを隠せなかった瞬君が、笑顔で言った。
続いてエリナも祝福の言葉を口にする。
「佳代ちゃんの気持ちは何となく気づいてたわ。良かったね。おめでとう」
「瞬君もエリナちゃんも、ありがとう。ずっと私の一方的な片思いだったから……。こうなって、自分でもビックリなの」
佳代が照れながらも嬉しそうに言い、雅紀君は佳代の頭を優しく撫でた。
「ドン底だった気持ちが、佳代ちゃんのおかげで救われてさ。この子は大事にしたい、二人で頑張りたい、って思ったんだ」
雅紀君の言葉はノロケと決意が混じって前向きだ。
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