真由子、恭介との夜明け-2
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本当に今夜の恭介君は別人みたいだ。 どうしちゃったの?と思うぐらい慎重というか、私に気を遣ってくれるというか。 「……恭介君の家でいいんだよ」 恥ずかしさから、どうしても声が小さくなる。 恭介君は運転しながら片手をハンドルから離して、私の頭をポンポンと優しく叩いた。 「危ないから運転に集中して」 「はーい」 恭介君は両手でしっかりハンドルを握ると、アクセルを踏んでスピードを上げた。
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