真由子、恭介との夜明け-2

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「いや、ほら、いつも女の子の方から迫られるんだよ」 「ウソ! 鬼畜! チャラ男!」 もう一度叩こうとしたとき、恭介君が私の手首を掴んだ。 「怒らないで! もう全部、過去だから」 真剣に言われたので、私は素直に頷く。 「うん……。これからも、ちょっと心配だけど」 「大丈夫だって! どうしても心配だったら、しっかり見張ってなよ」 恭介君は照れ臭そうに頭を掻く。 「なんか俺、すげぇイイ男ぶってて恥ずかしー!」
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