真由子、恭介との夜明け-2
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そこで恭介君の言葉が止まった。 私は続きが気になり、運転席の恭介君を見る。 恭介君は私に顔を向けず、まっすぐ前を見ながら言った。 「信じてみようかな、と思ったんだ」 「え?」 恭介君がゆっくりと私の方を向く。 「真由子ちゃんのこと。信じられる気がしてきたんだ」 「…………!」 お互いが吸い寄せられるように見つめ合う私たち。 薄暗い中でも、恭介君の目が真剣なのは感じられた。
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