side可愛

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そのさり気ない思いやりに、胸を熱くさせていると、 「それじゃあ、お姫様をベッドにお連れしようかな。 ……可愛、おいで」 と手を広げた。 その姿にドキン、と鼓動が跳ね上がる。 抜群の美貌に、優しげな微笑み。 こちらを見詰める冷たげな美しい瞳は、まるで現実のものじゃないようで……。 なんだか本当に王子様みたい。
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