side可愛

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戸惑いながら、そっと見上げると、 樹利さんは私の手をギュッと握り、コツンと軽く額を合わせた。 サラサラの前髪が触れ、長いマツゲまでも触れる気がした。 「……可愛、好きだよ。 大好き。 本当に幸せで、どうにかなりそう」 手を握ったまま、熱っぽくそう言ってくれたその言葉に鼓動が強くなる。
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