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やがて強張っていた、身体が柔らかく溶け、
少しずつ、甘い声を上げ出した。
「……ぁあッ」
シーツを握りしめ、ギュッと目を閉じながらそう漏らす甘い声に、全身が痺れるような気がした。
「!」
可愛自身も自分が甘い声を上げたことに驚いたように真っ赤になり、必死に口に手の甲を当てて、顔を背けた。
その姿に、
また、キュンと胸が詰まった。
カワイイ。
ああ、もう。
たまらなく、カワイイ。
……可愛。
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