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次の瞬間、
「だ、駄目、怖いっ」
と可愛が撥ね付けるように離れ、ハアハアと荒い息を吐いた。
「怖い?」
驚いて顔を覗き込むと、可愛は真っ赤な顔でこちらを見た。
「な、なんだか、真っ白になって……そのまま……変になりそうで……」
そう漏らした可愛に、目を開き、クスクスと笑った。
「……いいよ、変になって?」
見詰めながらそう言うと、可愛は恥ずかしそうに身を縮ませた。
また、キュンとしてしまう。
愛しくてたまらない。
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