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朝がきた日差しがまぶしい起き上がると千晴が朝食を作ってくれていた
「あ…おはよう金鬼…」
「うん…おはよう朝食作ってくれたの?」
「あぁ…」
「ありがとう」
俺は嬉しくてつい笑ってしまった…
今まで一度もご飯を作ってもらってないから
こんなことでも俺は嬉しくなってしまう
椅子に座ると
箸を手にとりご飯を口にする
「うっ…うまい…」
今までに食べたことがないほどの感情に耐えられなくなった
「うっ…う…」
「おい!泣くほど…うまかったのか?」
「え?」
気づいたら俺は涙が止まらなくなっていた
「うっ…ごめっん…」
「どうしたんだ?お前…何かあるのか?」
たずねてくる千晴だがこれ以上迷惑はかけたくないから何も言わない
「いや…なんでもないよ…」
「そうか…ならいいんだが…」
千晴はほっと安心した顔を俺に見せると
立ち上がる
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