金色の鬼

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図書室に本を返しに行くことを思いだした俺は図書室に足を運ぶ 誰もいない図書室… 俺は電気をつけると椅子に座る ふぅと一息つくと そこら辺に転がっていた本を手にとった するとガラガラとドアがあく音がした ふり向くと生徒会長が手に本を持ち立っている 生徒会長は驚いた表情でこちらを見る 「帰ったのではないのか?」 「いや…生徒会長こそ帰ってないのか?」 「俺はまだやることがあるんだ!!」 「あっそ…」 生徒会長は俺の近くの椅子に座ると俺の顔を見る 「噂は本当だったんだな…」 「何が?」 「金色の髪に透き通ったエメラルドグリーンに美しい顔…のことだ」 そうえば…月矢がなんか言ってたな… 「生徒会長…帰んないの?」 「あぁ…まだ帰らない」 「そうか…」 話す会話がなくなり沈黙が続く
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