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「本当に
良い香りです」
「どうぞ」
珈琲を飲んだら
涙が出てきた。
安心しちゃうのかな?
マスターが
「のあさん」
って、私は
「はい」
と返事をした。
「大切なのは
貴女の気持ちですよ。
メッセンジャーの
私では、無く貴女に
伝わるメッセージが
大切なのです」
「私の気持ち? 」
「お母さんを
【愛してる】
今はそれで充分」
「マスター、
お母さんの手術は
大丈夫でしょうか」
「それには今は
お答え出来ません」
「なぜ?
何故なの?
どうして? 」
心臓をワシ掴み
されたような
辛く、切ない
気持ちに
なった。
マスターが
答えられない……
私の不安をよそに
マスターは話を
続けた。
「大切なのは
貴女の気持ちです」
「え? 」
「シッカリして!!
大丈夫です」
「は……い……」
「そんな自信が
無さそうにしない!! 」
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